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1.朝日が昇った直後の海 |
2.静かな海と水上コテージ |
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3.水上コテージの橋と風景 |
4.私たちが宿泊した水上コテージ |
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5.貝殻で作られていた部屋番号オブジェ |
6.水上コテージの部屋風景 |
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7.水上コテージ・バルコニーからの景色@ |
8.水上コテージ・バルコニーからの景色A |
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9.タヒチの楽しげなハイビスカス |
10.水上コテージ・バルコニーからの夕日 |
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11.日食・直前の朝日 |
12.日食のはじまり) |
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13.日食中 |
14.日食中の太陽光 |
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15.日食からの回復途中 |
16.日食からほぼ回復 |
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17.ゴーギャン・ミュージアムの庭にて@ |
18.ゴーギャン・ミュージアムの庭にてA |
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19.タヒチの空と椰子 |
20.タヒチの海) |
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21.ホテル棟からの風景 |
22.ホテル棟の庭の椰子の木たち |
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【日食体験記】
初めての日食体験は衝撃の連続でした。
98%の部分日食のため、皆既日食とほぼ同じ体験をし、
それはまさに「死と再生」のプロセスでした。
タヒチ現地時間2010年7月11日朝4時05分、
わたしたちはホテルを出発し観照場所へ向かいました。
東に向いた穏やかな海岸です。
太陽と月、地球が一直線にならぶ新月に起こる日食は、
太陽と月、地球の引力が重なり合うこともあり、細胞レベルからの死と再生、
新しい始まりをもたらすものだといわれています。
日食は7時半少し前から始まりました。
月が、徐々に太陽を隠していきます。
あたりは徐々に暗くなり、世界が深い闇にのみこまれていくような錯覚に
陥りました。
すると、不思議な現象が。
風が吹き荒れ、海は嵐のように荒れ狂い、気温がぐんぐん下がって、
空気は冷えきっていきました。
少し前まで気持ちよさそうに羽ばたいていたカモメたちが急に震えはじめ、
バランスを崩し、何度も海に落ちそうになっています。
木々に集まってきた鳥たちもギャーギャーと悲鳴をあげています。
恐怖を感じました。
そして、午前8時20分過ぎ、月が太陽をすっぽりと覆い隠すと同時に、
世界は深い闇にのみこまれました。
その瞬間、思わず、私たちがとった行動は…、、、
異常なほどの陽気さで、大声でしゃべり、大笑いし、
はしゃぎつづけることでした。
まるでなにかに抵抗するかのように、無我夢中で陽気になっていましたが、
本能が体を突き動かしていたのを感じます。
闇の世界は5分ほどつづきました。
そして、穏やかさがすーっと漂っているのを感じた瞬間、
海は凪ぎはじめ、空気はポカポカと暖かくなり、風が優しくなりました。。
カモメたちも、何事もなかったように、風に乗って気持ちよく飛びはじめました。
太陽を通過した月が、太陽から離れ始めるにつれて、
あたりに満ちる光が強くなりました。
思わず、そこにいた数十人の人々とみんなで一緒に拍手をし、
闇を抜けて光の世界に戻ることのできた喜びを祝福しあっていました。
10時30分を過ぎる頃には、月はすっかり太陽から離れ、
世界は太陽の力強い光につつまれていました。
そして、何事もなく、いつもの日常がはじまっていきました。
この日食をとおして深く感じたことは「希望」の大切さでした。
光が「希望」を、闇が「絶望や不安」を象徴しているとしたら、
この闇(絶望や不安)にのみ込まれたときの恐ろしさと、
太陽の光(希望)が現れた大きな安心感、高揚感は、
生涯、忘れることはないだろうと思います。
つねに、希望のなかにありたいと思っております。
写真たちから、上記の体験やそのエネルギーが少しでも伝わったら…嬉しいです。
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